今日の夕飯はスーパーマーケットのお惣菜コーナーで買ったアジフライ。
これだけで今日が最高の1日だと思えるくらいの好物。
スーパーの中には一枚100円くらいで買える所もあるけれど、私としてはセレブ気取ってちょいと奮発した140円くらいのが好みだったりする。
我が家ではそのままお皿に盛ってキャベツなんかを添えれば、それだけで最高のごちそうになるので、夕飯のおかずに困った時など定期的に食卓に並ぶ。
アジフライ……
食欲に任せて深追いしすぎると痛い目にあってしまう。
私はしっぽのギリギリまで攻め込むので、ガリッガリの鋼のようなところに出くわして前歯を持っていかれそうになる時がある。
アジフライを食べる時はそのデッドラインの見極めが難しい。
「アジフライなんてしっぽの方まで食べたこと無いザマす」くらいのお金持ちならこんな問題は起きないだろう。
しかし我が家のように140円のアジフライを奮発と言っているレベルのアジフライセレブでは、最後の最後までキッチリ食べつくしたい。
そもそもあの形が罠になっていると思う。
最初は横に広くなっていて食べ応えがあるように見せかけることで油断させておきながら、次第に狭くなっていく逆三角形で、食べる人の食欲を利用してどんどん奥に誘い込む。
そして最後に鋼の如く硬い部分で前歯を砕くという本当にいやらしい形。
そんな研究結果をよそに妻は難なくデッドラインを見極めながら達人かと思う程の雰囲気をかもし出しながら食べている。
コツでもあるかと思ったら、単にゆっくり食べるだけ。
早食いをやめてしっぽのギリギリまで攻める意地汚さを抑えれば鋼のようなガリッガリに出くわすことはなくなるということ。
努力はいらない……
アジフライには醤油だと思う。