1週間分の子育て#150を公開しました こちらから

わたしのこと6(深夜のコンビニ)

1人で外出できなくなった過程で、今まで普通にできたことが少しずつ苦手なことに変わっていった。

現在は自分を改造しようとぬかすくらいに元に戻っいるけど、当時を振り返るとそれなりにきわどい状態だったかもしれない。

電車に乗るのが怖くなったのと同じ頃にコンビニなど買い物に行けなくなった。

原因は支払いの時に手が震えるようになったからで、電車で呼吸ができなくなった時と同じように、突然手の震えが始まった。

それからは、どうすれば手が震えないかを考えるようになってしまい、頭で考えると余計に緊張してしまって、ひどい時は手の震えと緊張で顔面に汗をびっしょりかきながら支払いをしていた。

そのうち人との対面でのやりとりが苦手になって、お店に行く回数が減っていき、外出する機会も少なくなていった。

それでも、どうしても買い物に行かないくてはならない時もあって、行くのは深夜のコンビニと決めていた。
昼間より街にも店にも人が少ないので、私にとってはそれだけでプレッシャーが減るので、深夜のコンビニは貴重な場所だった。

とはいっても、店員さんの立場で考えてみたら、深夜の人の少ないコンビニに、手が震えてる汗だくの男性がレジに来るのだから気の毒になる。

それに、「深夜」「コンビニ」「震えた汗だくの男」という海外ドラマなら新たなストーリーが始まりそうなキーワードを揃えて期待させておきながら、何事もなくお会計を済ませて帰っていく……
なんかごめんなさい。

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