2018年1月のこと
流産後の処置として手術を選択した。
搔爬手術というらしい。
病院からの説明では前日から入院して事前に準備、当日は午前中に手術が終わり、午後に帰宅という流れだった。
入院当日、この年2回目の大雪が降った。
前回のように遊ぶこともなく妻と二人病院へ向かった。
到着すると事前の説明通りに手術に向けての準備が始まったけど、事前情報によると手術前に子宮口を広げるためのラミナリア?というのが相当痛いらしい。
どのブログを見ても、かなり痛いという情報ばかりだったので、この情報を伝えるべきか隠しておくべきか悩んだ末に少し痛いらしいと伝えた。
少し痛いは、その人の痛みの感じ方によっても違うので、できるなら妻にとっても少し痛いであってくれればと願っていた。
妊娠中と同じ病院のはずだけど、私たちのいる場所は今までとは違って検診にくる妊婦さんも付き添いの男性も見当たらない。
いつも混んでるはずの病院の中にこんなに静かな場所があったことを知って、今までの場所にはもう戻れない気がした。
処置室から出てきた妻の表情を見て、私が願った少し痛いは妻にとってはすごく痛いになってしまったことがわかった。
手術当日。
面会も付き添いも禁止。
病院の方針なのでどうすることも出来ないけれど、心拍が停止した瞬間も手術をして子供との別れも、こう言う時に限って妻が一人で受け止めなければいけなかった。
どうにもならないことだけど、そのことが少し辛い。
予定通り手術を終えて帰宅が許されたけど、その時の妻の状態はこのまま退院しても良いのだろうかと疑うほど辛そうだった。
病院からは薬を飲んで安静にしていれば大丈夫ということを言われ、雪の中を妻を連れて帰宅した。
前回の雪の時はお腹の中にいたんだけど。
経過のこと
術後の痛みが相当強くて、しかもしばらく続いた。
退院後の2〜3日は特に痛みが強く痛み止めも効かなくて病院に確認したほどだった。
少しだけ会社を休むことになった。
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