慣らし保育1週目 1歳5ヶ月1週目のはなし
保育園児になる
入園が決まる
2022年春、息子は保育園児となった。
人見知りが激しく甘えん坊の息子と、我が子の側から離れたくない息子依存症気味の私と妻。
生まれてからここまで、一緒にいなかったことがない3人が、ここから先は「息子は保育園」「妻は復職」「私はフリーランス」と離れた場所で時間を過ごすことになる。
やっていけるだろうか?という不安もある。
私と妻以外の人たちの中で、どんな成長を見せてくれるのか。という楽しみもある。
それでも、「1歳」「4月入園」「妻の復職の期限」「夫がフリーランス」この状況で入園が決まって本当によかった。
稼がないと。
入園式
入園式前日、我が家は引っ越しすることになってしまった。(後日、別記事にて公開予定)
引っ越し作業の影響で息子の就寝が夜の11時をこえてしまい、晴れの舞台だというのにガッツリ寝不足の息子。
おかげで、楽しみにしていた入園式の写真は、普段から小さい目がいつも以上に開いていなかった。
寝不足も悪い影響ばかりではない。
息子の人見知りが強烈な眠気には勝てなかったようで、入園式の間ずっと「うとうと」していたので、泣くことも暴れることもなく、何事もないまま式を終えることができた。
ここから息子の保育園生活がはじまった。
慣らし保育1日目
保育園へ
初登園の前日、持ち物などを準備しながら、いよいよ始まる保育園生活に我が家は盛り上がっていた。
「着替えOK」「スタイOK」「おむつOK」
準備万端整っている。
当日の朝、体温を測ると
「37.8℃」
待ちに待った保育園の初日は発熱のため欠席。
親子揃って興奮しすぎたかもしれない。
行き先は保育園から小児科へ変更となった。
慣らし保育1日目、本当ならお友達や先生とはじめて顔を合わせるはずが、小児科の先生にPCR検査で鼻をグリグリしてもらって泣いていた。
慣らし保育2日目
元気でも欠席
慣らし保育2日目。
熱が下がり朝から元気に暴れまわっているけれど、PCR検査の結果待ちのため欠席。
検査の結果は陰性、翌日から登園可能となったので、興奮しすぎて再び発熱しないように控えめに1日を過ごす。
慣らし保育3日目
いよいよ
ついに初登園。
保育園へ向かっていく息子を、見えなくなるまで見送った。
息子の側にいられないことで不安はある。
けれども稼がないと……「家族のために頑張ろう」なんて感じに、ひとり決意表明していたところ、30分もたたないうちに妻と息子が揃って帰宅した。
3日目。
初登園とはならず、またしても欠席。
理由は登園時の検温で「37.6℃」と体温が高かったから。
何度も測り直してくれたにもかかわらず、毎回預かってもらえる基準以上の体温だった。
しかも、はじめて対面した保育士さんに人見知りをして、激しく泣いてしまうから体温は下がるどころか上がる一方、結局帰宅となってしまった。
保育士さんの話では、暖かい季節だと「登園中に歩いた」「厚着だった」などの理由で体温が上がってしまい、もともと平熱が高めの子の場合、預かれる基準を超えてしまうことがあるようだ。
妻と息子はどんな登園の仕方だったのか?
はじめての保育園にワクワクして、はしゃいでしまった妻は、息子と二人で走って登園したらしい。
慣らし保育3日目、検温の壁を突破できず。
慣らし保育4日目
今日こそは
先生からのアドバイスと前日の反省を活かして、登園時は「半袖」「歩かせない」「はしゃがない」を徹底した。
それでも、人見知りの性格はどうすることもできない。
保育園に到着した瞬間から泣いてしまい、体温が上がってしまう。
保育園の先生たちも体を冷ますために仰いでくれたり、息子の視界に入らないようにするなど協力してくれて、人見知りと体温が落ち着くまで待ってくれた。
そのおかげもあって、4日目にしてついに検温を突破。
初登園。
はじめての保育園
慣らし保育初日、まずは1時間半の保育。
その時間、息子はどうやって過ごしているのだろうか?
「自由に動き回る」ということはなさそうだ。
確実に泣いているだろう。
「親がいなくて最高だ」という感じで、初日からご機嫌でいられるのもすこし寂しい。
かといって、寂しくて怖くてずっと泣いているのは可愛そうだ。
複雑な心境。
慣らし保育4日目、はじめての保育園生活。
私と妻は息子のことが心配で何も手につかずに、ただ時間が過ぎるのを待つことしかできなかった。
保育園から帰宅すると、目をパンパンに腫らして妻にピッタリしがみついている。
その姿を見ただけで、1時間半の保育園生活をどのように過ごしたのか、私にもしっかり伝わった。
よくがんばった。
慣らし保育5日目
自分らしさ
体温を上げないように、しっかり対策をして、さらに人見知りを爆発させないように、保育園の先生方も対応してくれたおかげで、検温をギリギリ突破。
2回目の登園に成功。
前日と同じように1時間半泣きっぱなしだった。
しかし、ただ泣いていた訳ではない。
音楽に合わせて踊りながら泣いていたということだった。
家では音楽に合わせて手を振りながら、腰を上下にフリフリするダンスがお気に入り。
慣れない保育園でどんなに寂しくても、泣きじゃくっていても、ほんのわずかとはいえ自分らしさを出せてよかった。
こんなことでも、見えない場所での息子を想像できるから親としては安心する。
慣らし保育1週目を終えて
1週目のまとめ
保育園生活がはじまった。
一番の心配事は息子の人見知りと甘えん坊の性格。
母親が側にいない時間なんて、息子にとってはありえないことだろう。
慣らし保育期間でゆっくり少しずつ慣れてくれたらいいと思っていたけれど、登園できないことには慣らしもなにもない。
まずは確実に登園できるように検温を突破する必要がある。
そのためには「平熱が高め」+「泣いて体温が爆上り」をなんとかしないといけない。