1週間分の子育て#137を公開しました こちらから

息子、保育園にいく2

慣らし保育2週目 1歳5ヶ月2週目のはなし

慣らし保育6日目

貴重な経験

3回目の登園となったこの日も、息子はずっと泣いていた。

そんなときに年上の園児が声をかけてくれたという話を聞いた。

その子と一緒に虫を触ったりして遊んでもらったそうだが、夢中で遊んでいるうちに、いつの間にか笑顔になっていたらしい。

年上の子から遊びを教わったり、子供同士の優しさにふれるような経験は、親と一緒にいるだけでは難しい。
保育園に通いはじめたことで、今まで経験できなかったことを経験することができてよかった。

ムシ

「年上の子」と「虫」に遊んでもらった息子は、よほど楽しかったのだろう。
その日から虫に興味が湧いて、虫を見るたびに指差しするようになった。

私と妻は虫が苦手。
いろいろなことを経験させてあげたいと思いながらも、虫と遊ぶことだけは避けきた。


なるべくなら見るのも遠慮したいくらい苦手なので、虫とは距離をおいて生きている。

しかし、虫に興味を持ってしまった。
もう止められないのだろう。

親として「子供の好奇心をつぶさない」という理想のために、虫と向き合う必要がある。

「虫、怖くない」

「虫、友達」

「ムシ、コワクナイ」

「ムシ、トモダチ」

自分自身に言い聞かせるているけど、虫は怖い。

慣らし保育7日目

はじめての給食

少しずつ泣かずにいられる時間が増えてきたので、この日から保育時間を1時間増やして、給食を食べることになった。

息子にとっては、お友達と一緒に食べるはじめての経験になる。

息子がいろいろなことを経験できることは親として嬉しいけれど、人見知りの息子にとって給食は、保育園にも慣れていない状況ではまだハードルが高いかもしれない。

この日の給食のメニューは「ごはん」「魚」「副菜」「お味噌汁」という和食。
息子の大好物は白米。
でも、大勢の人の前ではじっと固まってしまって、一口も食べられずに終わりそうな予感がする。

ところが、保育園からの報告では、おかずにはいっさい手を付けず、白米のみ完食したということだった。

人見知りの性格に負けなかった。

生まれてからずっと一緒にいるから、息子のことはよくわかっているつもりだったけど、親が思っている以上に成長しているのかもしれない。

息子、がんばっている。

慣らし保育8日目

慣れた?

朝の検温も確実に突破できるようになった。
息子も帰宅時に先生に手を振ったり、給食の納豆のおかわりを要求したり、楽しんでいる様子だ。

登園5回目にして親も子も保育園に慣れてきているのかもしれない。

慣らし保育9日目

はじめての早退

突然、保育園から電話がかかってきた。

息子が吐いた。

この日は早退して小児科を受診した。

保育園ではウイルス性胃腸炎が流行ってるらしいが、小児科の診断もウイルス性胃腸炎だろうということだった。

ウイルス性胃腸炎

朝まで元気だった息子が、再会したときには辛そうにしている。

ウイルス性胃腸炎は、はじめての経験で私も妻も何がなんだかわからない。
胃腸炎への対応を調べている間にもまた吐いてしまい、どうしていいのか……

ウイルス性胃腸炎の嘔吐や下痢で汚れたものは消毒する必要があるらしい。

家の中で吐いた場所は「布団の上で1回」「床で2回」
汚れたものは「シーツ」「息子の服」「私と妻の服」「床」「壁」など

妻が息子の介抱を担当し、私が消毒を担当することにした。

それにしても、はじめてのウイルス性胃腸炎が妻の復職前でよかった。
二人だったので対応できたが、私1人だったらどうなていたのだろう。

慣らし保育10日目

コツをつかんできた

ウイルス性胃腸炎のため欠席。

発症から1日経過して、息子の状態が少しずつ回復している。
その様子に安心していたところ、また嘔吐してしまった。

ところが、妻には吐きそうな予感がビビっときたらしく、間一髪のところ、お鍋でキャッチするというファインプレー。
1日の間で何度も嘔吐を経験して、吐く前の微妙な表情の変化がわかってきたらしい。

ウイルス性胃腸炎2日目、嘔吐は落ち着き、時間とともに体調も戻ってきて、夜には元気に過ごせるほどまで回復していた。

だだ、安心はできないので、いつでもキャッチできるように、鍋だけは側に置いてあった。

まだ終わらない

元気になった息子を寝かしつけたあと、突然妻がトイレに駆け込んだ。

吐いて、下して……

数時間後、私もトイレに駆け込んだ。

息子の嘔吐の処理をミスっていたのか、二人揃って感染。
一晩中、我が家のトイレがフル稼働した。

ウイルス性胃腸炎は終わらない。

土曜日

つらい

息子が回復したと思ったら、今度は私と妻まで感染してしまった。
おかげで、丸一日、吐いて下してを繰り返していた。

ウイルス性胃腸炎は辛い。

しかし、吐いて、下して、という症状よりも、胃腸炎で苦しむ中、回復した息子が元気に「遊びの誘い」と「食事の要求」をしてくることが何よりもつらかった。

この数日間、ずっと休んでいたから、元気が有り余っている。
そして、ほとんど食べれていなかったから、お腹がペコペコ。

この状態で1歳半の息子が大人しくしていられるわけがない。

私や妻を掴んで「あーあーあーあー」遊びの誘い。

冷蔵庫の前に立って「あーあーあーあー」食事の要求。

1歳半の息子に「今日だけは、遊びも食事もひとりでお願い」と断るわけにもいかないから、息子と遊んで、食べさせて……時々吐いて、時々下して……生き地獄。

日曜日

2度とごめんだ

地獄の4日間を乗り切って、3人とも完全に回復した。

はじめて経験してわかったことは「ウイルス性胃腸炎は恐ろしい」ということ。

もう2度と経験したくない。
考えたくもない。
名前も聞きたくない。

保育園の洗礼とは聞いていたけれど、こういうことだったのか。
慣らし保育2週目にして思い知った。

慣らし保育2週目を終えて

2週目のまとめ

保育園生活に思ったよりも早く慣れたような気がして油断していたところに、保育園の洗礼をうけてしまう。
息子からはじまったウイルス性胃腸炎は私と妻にも感染し、おかげで地獄の4日間を過ごすことになってしまった。

ウイルス性胃腸炎のあと

はじめてのウイルス性胃腸炎だったけど「汚れたもの」の消毒もミスっていた。

しっかり計量したつもりだったが、慌てていたせいで漂白剤の分量を間違えたのかもしれない。

消毒を終えた「シーツ」「息子の服」「私の服」が変色してしまった。

しかし、「シーツ」はちょうど買い替えのタイミングだったので問題なし。
「息子の服」も小さくなってきた時期だったので、早めにサイズアップということで問題なし。

問題は「私の服」
黒い色がまだらに色落ちしてしまった。
とはいっても、500円程度の家着のTシャツなので、買い替えてしまえばいい。

妻もそのつもりだったのだろう、私に黙って捨てていた。

しかし、色落ちして勝手に捨てられるほど落ちぶれてしまったといえども、私からすれば時間をかけて自分好みのクタクタ感に仕上げた、お気に入りのTシャツで、快適な生活には欠かせない存在になっている。

まだらに色落ちして、絶妙に変な模様になってしまったけれど、着心地は変わらないはず。
そっとゴミ箱から救出した。

しかし、改めて見ると、恥ずかしい模様だ。
ゴミ捨てに行くのも恥ずかしくなるような、絶妙なデザインになってしまった。
外出時に着るわけではないから問題ない気もするけど、これを着るのは躊躇してしまう。

ウイルス性胃腸炎はTシャツまでも変えてしまうほど恐ろしい。

おまけ

変わってしまったTシャツ

色落ちの仕方に、妙に狙った感が出ちゃっているところが、一番嫌です。

染め物体験で指示通りに作らなかったような感じの色落ちの仕方も嫌です。

「ダサい」という感覚は人それぞれかも知れませんが、これを着てゴミ捨てに行くことさえ、私はできませんでした。

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