乳腺炎の手術後は詰まりが取れて母乳の出が良くなるので、おっぱいケアが必要になるらしい。
妻が桶谷式へ行く間、この日も息子と私は二人でお留守番だけど、私のぎこちない育児でも大人しく我慢してくれるので助かる。
術後の妻の状態だと、この先はしばらく授乳以外の育児はできないと思うので、これを機に私もスキルアップして育児レベルの遅れを挽回したいと思っている。
乳腺炎の手術をしたことで母乳がたくさん出るようになったのだから、完母に向けて一歩前進したと思いたい。
ところが、術後から困ったことになっている。
術後から手術した方の右のおっぱいだけを嫌がるようになってしまった。
妻が言うには、もともと左に比べて右は出が悪いから、吸い付く勢いは弱いしあまり乗り気じゃなかったらしいけど、手術をしてたくさん出るようになったのに、まさか飲んでくれないとは……妻としては複雑だ。
手術してもしばらくは膿が出続けるらしいから、飲まない原因は味だろうか、それとも手術の傷口が近いから消毒の匂いだろうか、原因は何であれこのまま飲まないとまた大変なことになっちゃうから、妻は必死で手で絞り出している。
飲みたいのに出なかったり、出たのに飲みたくなかったり、何だか難しい。
どうにかならないか私も解決策を探しているうちに思いついてしまった。
味も匂いも同時に解決できる画期的な方法。
おっぱいをくわえた瞬間に口元めがけてミルクを垂らすというのはどうだろう。
まずい味も消毒の匂いも一瞬でミルクの国になるだろう。
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