園庭開放に行った。
同じくらいの月齢の子から1歳、2歳、3歳と、いろいろな年齢の子供たちが遊びにきていて、その中に混ざった息子は今回も人見知りと場所見知りを思う存分発揮していた。
初めての場所に子供や大人だけでなく保育園の保育士さんもいるという、あまり経験がない状況でいつも以上に動かなくなってしまった息子は、妻の側にくっついて30分以上はじーっとしていたと思う。
そんな状況が続いた中、沈黙を破りついに動き始めた。
しかもバージョン2.0の膝をつかないタイプのハイハイだったので、それを見ていた周りの人たちは突然動き出したことに驚きながら、珍しいハイハイのやり方に笑っていた。
さらに、子供たちを見守ってくれている保育士さんも驚いていて、息子があまりにも動かないので心配していたらしく息子のハイハイを見て安心したらしい。
今回のように、息子は周りにいる人が驚くくらい、動く時と動かない時のギャップが激しい。
動かない時は絶対に動かなくて、どんなに楽しい雰囲気をつくっても、物で釣ったりしても、何があろうと動かない。
ただ、動き始めるまで時間はかかるけど、動き始めてからは驚くほど活発に動き回るので動くことが嫌いなわけではないと思う。
そして、11ヶ月間息子を見てきて感じるのは、動き始めるためには自分の中で何か納得する必要があるのか、臆病だったり緊張していて覚悟が決まるまでなのか、息子にしかわからない何かきっかけがあるような気がする。
結局、動き始めてからは、人見知りも場所見知りも無かったように園庭開放を楽しんでいた。
帰宅後、何故かわからないけどいつも以上にご機嫌だった。
最近やりたがらなかった歩きの練習まで始めたので、以前、子ども家庭支援センターを訪れた時にそこで遊んでいた子供に影響を受けてハイハイをバージョンアップさせたように、園庭開放で出会った子どもたちの歩く姿に刺激を受けたのかもしれない。
息子の場合、人見知りと場所見知りが強い性格ではあるけど、人が大勢いる場所でいろいろな人と遊ぶことは嫌いではないのかもしれない。
遊びに行った後の表情がいつもと比べてイキイキしていることを考えると、むしろ好きなんだろう。
人見知りと場所見知りとはいえ、いろいろな場所へ連れていってあげる方が息子にとってはいいのかもしれない。