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歩くまでのはなし2

歩けるようになって[1歳1ヶ月]

1歳0ヶ月のはなしはこちら

https://ochamocham.com/walk1/

1歳1ヶ月

歩いたとは?

1歳1ヶ月になったタイミングで、10歩ほど歩けるようになっていた。

ここで疑問が湧く。
「歩いた」とは、どういう状態のことを言うのか?

「1歩目を踏み出したとき」「2〜3歩程度歩けたとき」「ハイハイをやらなくなったとき」など、それぞれの家庭で「我が子が歩いた」の基準は違うらしい。

息子はすでに”よちよち”歩いている。

どうやら「我が子が歩いた」と認定するタイミングを逃してしまったらしい。

ファーストシューズ

歩けるようになったタイミングでファーストシューズを購入した。

息子が初めて履いた靴は私の手のひらよりも小さい11センチ。

小さくておもちゃみたいな11センチの靴を履いた息子。

はじめて履いた靴を嫌がることもなく、むしろうれしそう。
靴を履いたまま、家の中を歩き回っている。

ここ数十年の間、自分が履く27センチの靴ばかり見てきた私にとって、11センチの靴を履いて歩き回る息子の姿は衝撃的なかわいさだった。

かわいすぎて、私が抱える悩みや不安なんて、すべて吹き飛んでしまうほどで、もう「歩いた日」がいつだったとか、そんなことはどうでもよくなってくる。

遅くなったせいで「歩いた」は「歩いている」という微妙な表現になってしまったけど、このタイミングで認定した。

「1歳1ヶ月で歩いている」

歩きはじめた息子

「歩いている」といっても、何かの拍子にバランスを崩して転んでしまうことが多く、最後まで転ばずに歩ききることは難しかった。

しかし、転ぶたびに痛い思いをしても、歩くことを嫌がったことは一度もなかった。

転んだときに目線が下にいけば、目の前にある落ち葉や石ころで遊び始める。

起き上がって目線が上に行けば、飛行機や鳥などを見つけて指差しをしながら、再び歩き始める。

この時期は転ぶことなど気にもならないくらい、歩くことを楽しんでいるようだった。

親の役目

1歳1ヶ月、歩きはじめたタイミングと、息子の好奇心が爆発するタイミングが重なった。

息子ひとりの力で歩けたこと、目に映るもの全てに興味が湧くこと、我が子の成長を2つ同時に味わえるなんて親としてはうれしいことのはず。

しかし、言い換えれば

「よちよち歩きをしながら、怒涛のごとく指差しをしてくる息子」

歩きはじめた喜びに浸りながら、息子と並んで歩く……という穏やかな光景とはほど遠い。
転んで大怪我しないように警戒しながら、指差しに答え続けるという、一瞬たりとも目が離せない状態。

転倒に警戒しすぎると、指差しに対する答えが適当になってしまい、指差しに答えることに夢中になりすぎると、突然の転倒に対応できない。

一緒に歩くだけなのに、難易度が高い。

一度だけ転倒する息子を支えることができずに、大きなたんこぶを作ってしまったこともある。

1歳1ヶ月、歩きはじめた喜びに浸っている余裕はなかった。
大怪我だけはさせないこと、好奇心の芽を摘まないこと、それだけで精一杯。

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