予防接種の日。
今回はロタウイルスワクチン(2回目)、ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎を同時摂取した。
前回はロタウイルスワクチンの経口接種だったから、息子にとって今回が人生初の注射になるけど、泣くのかな……そりゃ泣くか。
そもそも「痛い」って経験が生まれて初めてだ。
などと思っていたのに、泣いたのは注射の針を刺した一瞬だけ。
泣き声の大きさも大したことはなく、寝起きの時と同じくらいのレベル。
その後はロタワクチンを勢いよくペロッといって、注射など何事もなかったようにご機嫌なご様子だった。
息子には「お注射よくがんばったね」と褒めながら、大泣きを想像していた分だけちょっと残念。
小児科の後、昨日に続いて桶谷式へ行くことになった。
前日桶谷式でケアしてもらい状態は良かったのに、朝起きたら別の場所にしこりができていたらしく、急遽予約を取った。
毎回毎回トラブルになるのは右のおっぱい。
完母を目指すにしても、まずはトラブル続きの問題児となってる右を何とかしないといけないらしい。
早めにケアできたおかげでしこりはすぐに解消したらしい。
ところが、帰宅後また別の場所にしこりができてしまった。
今回も右。
しこりができてしまったら息子に飲んでもらって母乳を出しきるしかないらしいけど、息子はギャンギャン泣いて飲もうとしてくれない。
妻の話では、白斑の影響なのか母乳の出が悪いようで、吸っても吸っても満足できる量が出ないから泣いてると思うということだった。
私に説明してる妻も痛みに耐えながらの授乳で、目に涙を浮かべながら続けている。
諦めて授乳をやめてしまえば、ますます悪化してしまう。
息子も妻も泣きながら、ひたすら続けるしかない……
母乳ってこんなにデリケートだったのか。
医学的根拠はなくても、食事や生活習慣に気をつけたり、やれることはやっているんだけど、うまくいっていない。
人それぞれなんだろうけど……
「結局はそいう体質ってことだよ」
諦めたような表情で妻が言った。
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