1週間分の子育て#137を公開しました こちらから

302日目(つかまり歩き)

2日連続で芝生の広場へ連れてきた。

生まれて初めて経験した芝生の感触を忘れないうちに、足でも手でも触れるようになって広い場所で思う存分に遊ばせてあげたいと思った。

芝生に足をつけてみると、今日は泣かない。
昨日の感触を覚えているのか、ニコニコ気持ちよさそうにしている。


ただ、ハイハイはしないで私にしっかりつかまったままなので、芝生の上を自由に動き回るのは、まだ難しそう。

なので、歩きの練習をやってみることにした。
箱押しでは力強く足を動かせるようになっていて、柔らかい芝生の上なら練習にちょうどいい。

私が息子の手を掴んで体を支えながら移動する”つかまり歩き”と言えばいいのか、”手押しぐるま”の”くるまの役目”を私がやる方法を試してみると、箱押しと同じように一歩一歩、交互に足を前に出している。



そのままテクテクテクテク進むので、息子を支えながら一緒に歩く私のほうが汗だくになっている。
けれど、息子にはそんなことは関係ない。

止まることなくテクテクテクテクテクテクテクテク歩き続けて、いつの間にかスタート地点にいる妻とは2〜30メートル離れていた。


家の中で箱押しをしていても、毎回物足りなそうな顔をしていた。

広い場所を歩かせたことで、息子がこんな長い距離を動けるほど成長していたことを知って、家の中だけでは運動が足りなくなる理由もよくわかった。

ここまで来ただけで、既に私の足は限界に近づいているようでプルプルしてる。
そんなことはお構いなしに、息子は「まだまだ行けるけど?」という表情で私を見てくる。

息子のお誘いに乗らないわけにはいかない。
父親の必要性をアピールするチャンスを逃してはダメだろう。



もう一度歩きだしたら、転んだ。

私の転倒に巻き込まれて息子も一緒に転んぶと、芝生に手をついてしまった。

すごい勢いで泣いた。



駆けつけた妻に抱っこされてから、その日はしばらく私には寄り付かなくなってしまった。

芝生に手をついちゃったから怒ってるのか、それなら許してもらえそうだけど、張り切りすぎて転んだ父の姿にシラけちゃっていたら、なかなか戻って来なそう。

息子の前でコケたのが、物心つく前で良かったかも。

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