1週間分の子育て#137を公開しました こちらから

361日目(一升餅1 おねだり)

もうすぐ一歳になるので、おじいちゃんとおばあちゃんからお祝いしてもらうことになった。

一歳のお祝いのメインイベントといえば一升餅だろう。

以前知り合いの子供が一升餅を背負う姿を見たけど、体の半分以上あろうかという程のデカい餅を一歳の赤ちゃんが持ち上げられるのか謎だった。

ただ、息子の場合は、立ち上がっているし、数歩とはいえ歩き始めてもいる。
何より生まれながらに脚力だけは定評があるから、デカい餅を背負えそうな気はしている。

しかし、一升餅を披露するにしても、私の実家の家庭環境のせいで、妻の実家と合わせるとおばあちゃん2回、おじいちゃん1回の計3回持ち上げることになってしまう。

何度もやるようなイベントでは無い。
そして、息子からしたら重たい餅を一回でも背負えたら、それで勘弁して欲しいだろう。

しかし、一升餅を観戦する権利を一人だけに渡したことで、後々面倒なことになるのも困る。

息子には申し訳ないけど、今日から一歳記念の一升餅ツアーが始めることにした。


第一回はおばあちゃん(私の母)

一歳の誕生日のお祝いをしてもらい、いい感じの雰囲気になったので、ご機嫌な状態のまま背負ってもらおうと、私と妻とおばあちゃんで必死に盛り上げ続けた。
しかし、やたら重たいリュックを背負わされただけで嫌だったらしく、餅を背負う前から泣いてしまった。

ただ、一升餅を背負い立ち上がった後で本格的に泣き始めてくれたおかげで、笑顔でとはいかなかったけど、持ち上げることができた。

思った通り筋力は十分あるようだ。

その後、一歳の誕生日プレゼントを買ってもらうことになった。

プレゼントは赤ちゃんがまたがって乗る車を買ってもらう予定になっていて、おばあちゃんはおもちゃ屋さんに下見に行ったり、息子に写真を見せたりして、プレゼントすることを楽しみにしていた。

ところが、おもちゃ屋さんに入店した途端、事前に決まっていた車には無反応で、その代わり大きな滑り台に向かって「うーうー」指差ししながら興奮している。

高い所に登ったり体を動かすことが大好きな息子にとっては滑り台は魅力的だろう。
またがって乗る車より興味が湧いちゃう気持ちもわかる。
そして、誕生日プレゼントくらい息子の欲しいものを買ってあげたいという親としての気持ちもある。

それでも、滑り台は難しい。

そもそも、大きな滑り台を置けるような家に住めるほど父も母も優秀じゃない。

そして、一番問題なのは、またがる車を買うはずだったのに、圧倒的に高額な滑り台をおねだりされて、おばあちゃんの顔が曇ってきてること。

「滑り台をおねだりするということは、いろんな人を傷つけることになるかもしれないよ」ということを一歳になる息子にわかってもらえるはずもないので、「息子専用の車だよ。最高だね。」などと言って、またがって乗る車を少々強引にオススメしながら息子を抱えてレジに直行した。

”おもちゃ欲しい欲しい戦争”が始まる日も近そうだ。

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