ぎっくり腰は継続中で、私一人だけで育児をするにはすこし厳しい状態だった。
しかし、今日は息子と私の二人きりでお留守番の日、この時間をなんとかして乗り切らなければいけない。
ぎっくり腰で一番困るのは、抱っこができないことだった。
息子をあやす手段のほとんどを抱っこに頼ってきた私にとって、抱っこを封じられるということは、それだけで育児がベリーハードモードに変わってしまう。
しかも、こういう時に限って色々起きる。
離乳食を食べなかったり、ぐずったり……私はミルクをこぼしたり……
(ここから先はうんちの話なので苦手な方は躊躇なくページを閉じちゃってください。)
すんごい量のうんちが出たり……
このおむつ替えに今日の全てを懸けることになるかもしれない。
息子はおむつ替えの時に仰向けに寝かせられるのが大嫌いなので、おむつを替えようとした瞬間に逃げ出そうと動き回ってしまう。
なので、タイミングも息子の状態も何も考えずにうかつにおむつを開けてしまったら、そのまま動きって部屋中にうんちを配達してしまうことになる。
抱っこができない以上、抱えたままおむつを替えることもできない。
このまま妻が帰ってくるまでもっこり膨らんだおむつを見なかったことにしようか……にしても、匂いが替えろと言っているし、何よりこのままでは息子が可哀想。
仰向けは嫌だろう、そして強引に息子を抑えるのは私も嫌だけど、嫌がる息子を仰向けにしたまま動かないように体を抑えておむつを替えた。
息子は大泣き。
私も強引なおむつ替えでぎっくり腰が悪化。
泣いている息子を抱っこしてあやすこともできなくなり、妻が帰宅するまでの間の我が家は地獄絵図。
父の育児には、おもちゃより何よりも、抱っこが必要だと改めて実感した。