慣らし保育3週目 1歳5ヶ月3週目のはなし
慣らし保育11日目
気の合うお友達
ウイルス性胃腸炎から回復し、元気に登園した。
この日は同じ年齢の男の子と一緒に遊んでいたらしいが、どうやって遊んでいたのだろう?
先生からの報告では、おもちゃを持ったまま、二人で見つめ合っていたかと思うと、突然へらへら笑い合っていたらしい。
息子がニヤついていたということは、何かを企んでいた可能性が高い。
お互いにまだ会話ができなくても、なにか通じるものがあったのだろう。
私や妻と一緒にいるときは、同じくらいの年齢の子の前では、後ろに隠れたり、じっと固まっていた息子に、気が合いそうないたずらっ子のお友達が見つかってよかった。
慣らし保育12日目
順調
保育時間が1時間増えて13時までになった。
保育園に送り届けたあとの息子はどのように過ごしているのだろう?
すごく気になる。
先生からの報告では、妻と離れたあと、しばらくは泣いているらしい。
しかし、ずっと泣いてるわけではない。
泣き止んだあとは、友達と遊んだり、音楽に合わせて踊ったり、保育園の中で自分なりの楽しさを見つけて、楽しい時間が少しずつ増えてきているということだった。
人見知りの性格と、ここまでの欠席の多さから、保育園に馴染めるのか心配だったけど、思っていたよりは順調そうだ。
ただ、預けるときに泣かれることは、妻にとってはたまらない瞬間なようで、
「保育園には慣れてほしいけど、寂しがっていてほしい」
泣いてる息子を心配しながらも喜ぶ母……
慣らし保育13日目
本当に順調か?
保育時間を更に1時間増やして14時までになった。
この日も順調だったようで、給食もしっかり食べて、元気に遊んでいたという報告を聞いた。
ところが、帰宅後の息子の機嫌がすこぶる悪い。
少しでも思い通りにならないと暴れだす。
しかも、暴れ方がいつも以上にたちが悪くて、引っ掻いたり、つねったり、やけに攻撃的だ。
慣らし保育が順調に進んでいるような気がしていたけれど、そうでもないのかな?
息子からすれば、大好きな母親と一緒にいられる時間がどんどん減っているのだから、寂しいに決まっている。
つらいだろう。
寂しさをうめる
泣きながら暴れている姿が、必死で甘えているように見えたから、母親と一緒にいられる時間は、いつも以上にべったりくっついて過ごすことにした。
私も息子の寂しさをうめるために「べったりタイム」に参加しようとしたが、息子から「父NG」のしるしを顔面に刻まれたので、「べったりタイム」は妻に任せている。
「母にしかできないことがある」
父親が息子に拒絶されたとき、傷つかないように心の中で唱える慰めの呪文。
慣らし保育14日目
はじめてのお迎え
保育園から連絡、またしても発熱した。
妻が外出中のため、私が迎えに行くことになったけど、はじめてのお迎えだ。
突然のことに少しだけ緊張しつつ、保育園に着くと先生に抱っこしてもらいながらぐったりしている。
私を見つけた瞬間、息子が手を振ってきた。
手を振ってくれるのはうれしいが、見送ったときの元気な表情と違って、力の抜けた表情が心配になる。
息子の近くにいくと、発熱でいつもよりほっぺが赤くなった顔で「抱っこして」と両手をのばしてきた。
すごくかわいい。
「守らないといけない」
親スイッチがオンになる。
3週連続で小児科を受診した。
心配したけれど、診察の時点ですでに熱は下がっていて、医師からは1日安静にして様子を見るようにと言われた。
疲れた?
帰宅後も再び発熱することもなく、元気に遊び回っているので問題はなさそう。
確かなことは言えないが、前日の機嫌の悪さも、この日の発熱も、新しい環境に疲れてしまうのかもしれない。
新しい場所で新しく人間関係を築くのは、40歳を過ぎた私でもつらい。
給食を食べたり、お昼寝したり、遊んだり、人見知りで甘えん坊の息子が一生懸命がんばっている。
たくさん褒めてあげた。
慣らし保育15日目
一回休み
朝から元気いっぱいで、発熱も風邪らしい症状も何もない。
それでも、この日は保育園を欠席。
ついでに私もお休みして、家族で過ごすことにした。
できる限り早く保育園には慣れてほしいという思いはあるけれど、3週連続で体調不良になったこともあり、一回休んで息子の好きなようにおもいっきり遊ばせることにした。
慣らし保育3週目を終えて
3週目のまとめ
慣らし保育3週目も3日が限界だった。
「慣らし保育なんてこんなもんだよ」なのか「苦戦してるね」なのか……どっちだろう?
人見知り+甘えん坊の性格を考えて、長めに設定した慣らし期間も残り1週。
慣れてくれるといいけど。