手掴み食べができるようになった。
少し前から手掴み食べの練習を始めていて、最初は食材を口に運ぶことはなく、手に持ったまま遊んでいるだけだった。
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まずは、手に持ってるものが「食べるものだよ」「おいしいよ」ということを、わかってもらうことから始めることにしていた。
毎日少しずつ練習していくつもりでいたけど、最近は離乳食を嫌がってしまうことが増えていて、息子が食べたいタイミングやメニューなど離乳食の時間がデリケートになっていたので、手掴み食べの練習をすることが難しくなっていた。
練習を再開するにあたって、妻は毎日3回の離乳食で精一杯のため、練習は離乳食以外の時間で私が担当することにした。
まずは以前の練習の時と同じメニューの食パンを手で掴みやすいようにスティック状に切ったものから始めることにした。
しかし、全く食べない。
トーストした状態でもそのままの状態でも食べなかったので、「パンは食べたくない」という息子のデリケートな時期と重なってしまって手掴みというよりパンが嫌だったのかもしれない。
パンは形も自由にできるし、息子でも持ち続けやすい軽さと柔らかさなので、行けそうな気がしてたけど……仕方がない。
次はにんじんなどの野菜をスティック状にして柔らかく煮たものを食べさせることにした。
これは食べる気になったらしく、手で掴んで口まで運ぼうとしている。
ところが、息子が食べられる硬さまで煮てあるため、力加減をまだわからない息子にとっては噛むにはちょうどいいけど手で持つには柔らか過ぎるらしい。
口に持っていく途中で折れたり、つぶれたりして、食べたい気持ちはあるのに食べられない上級者向けだったようだ。
手で掴める重さ、柔らかさ、そして食べたくなる食材……難しい。
次に赤ちゃんでも食べられるお煎餅を持たせてみたけど、軽くて硬くて、息子も興味津々で全ての条件をクリアしている。
結果、今まで苦戦していたことが嘘のように上手に手掴み食べができた。
しかも前歯でお煎餅をパリパリしてる姿はかわいい。
毎回お煎餅という訳にはいかないけど、これをきっかけに自分一人で食べる楽しさを知ってくれたらいい。