ここまでは寝返り、ずり這い、つかまり立ちという順番で成長しているので、お座りとハイハイは忘れられたままだった。
お座りをやらないのはどうしてだろう。
その理由は簡単で、じっとしているのが嫌なんだろう。
お座りしてるより動き回っていたいんだと思う。
では、ハイハイをやらない理由はなんだろう。
ずり這いが始まって約1ヶ月、ずり這いはかなり上達していて、スピードは速くなったし、手足の動かし方もスムーズで、”ずり這いのお手本があるならこんな感じだろう”というようなフォームで動き回っている。
ずり這いに慣れたら次はハイハイに変わると思ったのに、息子の場合は膝をつかずに手をついたまま体を持ち上げるように、足をぴーんっと伸ばしていた。
その体制が気に入ったのか、毎日少しずつ角度を上げて結果ハイハイより先につかまり立ちができてしまった。
生まれた時から足の力だけは人一倍強そうだし……自分の足の力の限界に挑んでるような気さえする。
なんて思っていたら、突然ハイハイを始めた。
しかも、今日から始めたとは思えないスムーズな動きで、どこにも違和感がない。
私と妻が見てないところで練習してたのか、ずり這いとは比べ物にならないスピードで動き回っている。
息子を見てると、今まで出来なかったことを突然やり始めるから毎回驚かされる。
その「突然」の間隔が大人の「突然」と比べて圧倒的に短くて、前触れもない。
しかし、ここまで頑なにやらなかったハイハイを突然やろうと思った理由はなんだろう。
つかまり立ちができたことで、
「自分の足の力がどこまで通じるのかという疑問に納得することができたから、今日からはのんびりハイハイでもやってみよう」
ってことかな?