五月人形問題は妻の母が救世主となってくれたおかげで、初節句は素敵な五月人形を飾れることができた。
初節句のお祝いでは、その救世主こと……おばあちゃんを招待して、ちょっとだけ豪華な美味しいものを食べたり、柏餅を用意したりして、ささやかに行うつもりだったけど……
この日はたまたま息子の機嫌が悪かったのか、何か理由があるのかわからないけど、おばあちゃんの顔を見た瞬間から泣き出してしまった。
食事中も会話中も、どんな時でも何をしててもずっと泣きっぱなしで、離乳食が始まった記念としておばあちゃんに食べさせてもらっている間もずっと泣いていた。
もはや、おばあちゃんの顔を見ただけで泣いている。
この状況では、さすがにおばあちゃんも心が折れかけてる。
せめて、おばあちゃんが買ってくれた五月人形の前での記念撮影だけは……そう思ったところで生後6ヶ月の息子に伝わるはずもなく、何も気にもせずギャンギャン泣いている。
申し訳ない……
泣き過ぎて何で泣いてるのか息子自身でもわからなくなってるのではと思うほどで、おばあちゃんが目に入っただけで泣いていた。
初節句、息子にとって人生で一番泣いた日になった。
しかし、こんなに泣くなんて今まで無かったけど、おばあちゃんが苦手ってことか……もしや人見知りがはじまったのかもしれない。
そもそもコロナで人に会う機会が少ないから、その影響もあるのかな……