つかまり立ちの状態から手を離した息子を見て、そろそろ立ちそうな予感を感じていた。
しかし、そういう事では無いらしい。
ハイハイから腰を上げて、手を伸ばして、どこかに掴まって、つかまり立ちをして、そして手を離す。
そのままバランスを取れるようになって立つ。
そう思っていた。
ところが、ハイハイの姿勢から上半身を起こして、どこにもつかまらないまま床から手を離すと、そのまま両手を広げてバランスをとりながら、少しずつ体を起こしている。
とはいっても、すぐに倒れてしまうけど。
それでも、つかまり立ちの時より”立ちます感”がビシビシと伝わってくるのは、部屋のど真ん中で「何処にもつかまる必要ありません」って顔をして、倒れても倒れても何度も繰り返し頑張っているから。
今度こそ立つ予感。