1週間分の子育て#211 ”我が子が入院した(3)” を公開しました こちらから

我が子が入院した(3)

1週間分の子育て#211 3歳46〜50週目

前回からの続きです

大学病院で検査

小児科で紹介してもらった大学病院を受診し、すぐに検査をすることになった。

検査を待つ間の妻は「入院?」「川崎病?」「大丈夫なの?」「どうなるの?」「でも可能性であって検査次第では…」「そもそも入院なんてうちの子には無理だよ」頭の中であれこれ考えながら

「大丈夫だよ」「怖くないよ」と言って、息子を安心させながら自分にも言い聞かせていたのだと思う。

検査がはじまったが妻が付き添うことはできなかった。息子一人で検査室へ向かうことになってしまい激しく泣いて抵抗した。

検査が終わるまで部屋の外で待つことになったのだが、扉の外にいても息子の声が聞こえてくる。

「痛いよ!」「やめてよ」「痛い痛い!」「ママー」「やめてよー」

これまで風邪もひいたし怪我もした。その度に何度も小児科を受診した。注射も検査も何度もした。
けれど、どの場面も側にいてあげられた。しかし、今回は側にいることができない。

「痛いよ」「やめてって言ってるのになんで何回もやるの!」「もう痛くしないでよー」「ママー」

息子が苦しみ泣き叫ぶ声を聞き続けているのに何もできない状況は辛かっただろう。

そして、暴れて泣き叫んでいる息子の検査をするお医者さんも大変な状況だっただろう。

検査の結果

検査の結果は川崎病。
医師からの説明では息子の症状は川崎病と診断する6つの条件のうち5つに該当していた。

診断結果

  1. 発熱(該当)高熱が5日間続いている
  2. 目の充血(該当)家では症状が出ていなかったが小児科を受診した時には赤くなっていた
  3. 口唇の異常(該当)いちご舌
  4. 発疹(該当)赤いぷつぷつが全身に広がっていった
  5. 手足の腫れ(該当なし) 
  6. リンパ節の腫れ(該当)2日目から首の右側だけ腫れている

治療と入院期間

川崎病の治療は点滴と内服で薬を投与して、1回で効果がない時には2回目の投与が行われるらしい。
それでもよくならない場合はまた別の薬などで治療するらしい。(詳しいことは専門家ではないので控えておきます)
入院期間は1回目の投薬で改善すれば最短で約3週間。2回目の投薬など状況次第では伸びる可能性もあると言われた。

病院のルール

  • 親の付き添い入院はできない
  • 面会は1日1回1時間まで
  • 面会できる人は親または親族のみで1日1組まで

説得

すぐに治療を開始するので、検査後そのまま入院となるのだが……付き添い入院ができないので息子は一人ぼっちになる。
そのことを息子に伝えなければいけない。
筋金入りの甘えん坊で、寂しがりやで、怖がりで、人見知りで、場所見知りのうちの子が、生まれてから毎日ずっと一緒だったママと離れることになる。息子がこの状況を受け入れられるとは思えない。

でも病院のルールがあるから付き添うことはできない。「じゃあ通院でお願いします」というわけにもいかない。

治療すれば良くなる……治療しなければもっと悪くなる……わかっていても、不安で心がいっぱいになっている息子と離れることは簡単ではなかった。

「ママ」って泣きながらしがみつく息子をひとりで置いていきたくない。

妻も私も不安で寂しくて心配だ。できることならずっと一緒にいてあげたい。こっそり隠れて忍び込んででも一緒にいたい。

でも、こういう時に親がしっかりしないといけない。
息子が頑張れるように言葉をかけ続けた。

「病気が少し悪くなっちゃったんだ。だからお薬で良くするの」
「ママもずっと側にいたいけど、病気を治すためにどうしてもママと離れて治さないといけないんだ」
「ママもパパも寂しいけどがんばるよ」
「必ず明日来るからね」
「少しの時間だけ離れるけどすぐに会えるからね」
「必ず元気になってすぐにお家に帰れるからね」

必死で色々な言葉を言うことで、息子に「大丈夫!」を伝えたかったのだと思う。
最後に息子が勇気を振り絞って

そう言った。

入院1日目がはじまった。

今何してるかな?

息子が生まれて、この日まで家に息子がいない日なんてなかった。
寂しくなるのは息子だけではない。

我が家がやけに静かで広くて、他人の家のように落ち着かなかった。
そして、散らかったおもちゃが余計に寂しくさせてくる。

この日は私も妻も5分おきくらいに

こんな会話を繰り返していた。

息子が生まれてからは時間がすごい速さで過ぎていくのに、この日は不思議なくらい長くゆっくりに感じた。

我が子が入院した(4)へつづく

お読みいただきありがとうございました。
今週もお疲れ様です。

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