手術後からおっぱいを飲まなくなってしまった解決策としてミルク一滴作戦を思いついたけど、おっぱいを吸っているのにミルクの味がすることで息子が混乱して、その後の授乳に悪い影響がでる可能性を考えると作戦の決行は難しい。
この日もほとんど飲まないんだけど、いつか息子が飲み出すことを信じて根気強く授乳続けている。
妻はこの日も桶谷に行くので私と息子はお留守番。
二人きりも3日連続ともなると、お互いだいぶ慣れてきた……と思っている。
桶谷式では息子の体重を増やして吸う力を強くすることで、母乳量が増える可能性や白斑などのトラブル対策にもなるから、まずは体重5キロを目指してミルクの量を増やすことになった。
今の体重の状況は4600グラム。
少しずつ増えてはいるけど、それでも成長曲線の下限に近づいている。
いっぱい飲んであと400グラム大きくなってもらわないといけない。
そして、飲まなくなった右のおっぱいについて、同じような状況になった人が哺乳瓶を鼻に近づけてミルクの匂いを嗅がせながら授乳したら飲むようになったという情報をもらった。
ということは、大丈夫かもしれない。
ミルク一滴作戦を決行することにした。
右のおっぱいをくわえた瞬間から、すぐに離そうとする息子の口元に照準を合わせて……ミルクを一滴。
ぽとん。
あんなに嫌がっていたのが嘘のようにおっぱいを吸っている。
しばらくすると口の中からミルクの味も匂いも無くなるのか、泣きながらおっぱいを離そうとするので、もう一滴口元にぽとん。
また飲み始めた。
嫌がって、ぽとん。
嫌がって、ぽとん。
これの繰り返し。
この後から右のおっぱいを少し飲むようになった。
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