歩きの練習は、相変わらず二歩目の後に飛び込むことが楽しいだけのように見えるけど、毎日続けてはいる。
そして、遊んでいるだけのような練習でも効果はあったようで、ついに四歩目まで歩くことができた。
今までの一歩、二歩、ジャンプのような、勢いに任せて足を出している感じとは違って、一歩ずつバランスをとりながら慎重に足を前に出していた。
着実に歩くことが上手になっている。
しかし、どの状態をもって、歩いたという認定になるんだろう。
目的地に最後まで倒れずに辿り着けるようになればいいのか、それとも一歩でも踏み出せたなら歩いたといっていいのか、今までの”寝返り”や”立った”時とは違って認定基準がわからない。
ところが、私がそんなことを悩んでいる間に、いつもの勢い任せの一歩、二歩、ジャンプに戻ってしまった。
さらに、二歩目どころか一歩も踏み出さないで私に向かって飛び込んできたところを見ると、今は歩きたいというよりも飛び込むことが楽しいのだろう。
歩いているように見えるけど、息子にとっては飛び込むための助走なのかもしれない。
歩いた認定の基準は親が決めていいのなら、息子の場合はもう少し先でいい気がした。