またしても妻と息子だけでお出かけしていた。
置き手紙には「今日もおもいっきり遊ばせてきます」と書いてある。
この日は別の施設へ行ってきたらしい。
この施設にはボールプールがあるらしく、息子は初めてのボールプールを経験した。
私が作業に追われて一緒に行けない時に、妻が一人で息子を遊ばせてくれているのはありがたいことだけど、ボールプールという子供の遊びの中でも、なかなかのビッグイベントに参加できないのは少し寂しい。
妻の報告では、初めての場所ということもあって、いつも通りの場所見知りを発動させたようで、しばらくの間はモジモジしてボールプールに入るまで時間がかかったらしい。
ところが、ようやくボールプールに入っても、他の子たちがボールプールを楽しそうに動き回っている中で、息子は端っこに立ったまま両手にボールを持って交互に上げ下げしているだけだった。
ボールの目利きでもしてたのだろうか。
ボールプールの遊び方としてはマイナーな遊び方だけど、息子なりの楽しみ方を見つけたならそれでいい。
ところが、目利きに夢中になている息子に向かって、元気な女の子が絵本を持って突進してきて、そのままぐいぐい押されていたらしい。
どんなに押されても、息子は”むむむ顔”で目利きを続けていたようで、泣きもせず、逃げもしなかったところを見ると、強気な女子の感じが悪くなかったのだろう。
それにしても、女子の前でボールの目利きをしちゃうとは、人気者の素質は無さそう。
同じ男としては、好感が持てるけど。