動きが活発になってきたこと、息子の成長を私も妻も喜んでいる。
しかし、一人で動けるようになったということは行動範囲が増えたということ。
部屋の安全はどうだろう。
ジョイントマットを敷いたり、触ると怪我しそうな物や誤飲の恐れがある物は手が届かないところに置いて、最低限の安全対策はしてある。
とはいっても、最近の活発っぷりを考慮してもう一度見直してみると、今の安全対策だとちょっと甘いかもしれない。
どうやっても危険な匂いのするところを目指してしまう。
今の目標はベビーベッドの下に入ることらしく、私に何度も何度も戻されようとも諦めずに入ろうとする。
自由に行かせてあげたい気持ちはあるけど、そこは息子が頭をゴチンとぶつけるかぶつけないかという絶妙な高さなので行かせることはできない。
息子が入れないようにベッドの下の隙間に物を置いてみた。
それなのに、どうやってもそこに向かってしまう。
入れないようにしても行きたがるということは余程気になる事があるんだろう……なら好きに行けばいい。
息子の好奇心を尊重するために、頭を打っても大丈夫なようにベビーベッドの枠に緩衝材で巻いて、どこからどう見ても危険性がない安全な場所にした。
「好きなだけベビーベッドの下へ行ってきな」
父として我が子に”やってあげた感”を出してみた。
ところが、息子がベビーベッドに近づくことは無くなった。
安心安全なベビーベッドの下に魅力は無いのか……
危険な匂いがしなくなった途端に、息子の興味も無くなったのかもしれない。
冒険に危険はつきものということか。
確かに息子の気持ちはわかるけど……ダメなものはダメ。