生後5ヶ月になった。
変化を感じるのは、息子の感情が私や妻に少しだけ伝わってくるようになったこと。
「嫌」を伝える為に手で避ける仕草をしたりする。
そして、寂しがることが多くなり、私か妻が少しの時間でも側にいないと甘えた声を出したり、いきなり全力で泣いたりしてはっきり伝えてくるようになった。
側から離れられなくて少し大変になったということもあるけど、おかげで息子の「嫌」をしっかり理解できるようになり意思疎通ができて嬉しい。
「嫌」とは逆に「良い」が伝わってくるかというと微妙なところ。
ただ、毎日ケラケラ声を出して笑ったり、楽しそうに遊んでたりするから、それは嫌じゃないってことだと思ってる。
もう一つ大きな変化は、「周りに興味を持ち始めた」から「周りに興味津々」という状態になったこと。
自分の周りの手が届くものなら、オムツでも、電源コードでも、なんでもオッケーだし、抱っこしたら髪の毛を引っ張ったり、目に入るもの全てに対して、「探す、見つける、興味を持つ、掴んでみる」という流れが習慣になっている。
それと、この時期くらいから寝返りをうつ子が多いらしいけど、息子はもう少し時間がかかりそう。
今は一生懸命に腰をふりふりしている。
生後5ヶ月になり大きく変わったことがある。
離乳食を開始した。
医師からは生後5ヶ月になったら、離乳食をすぐに始めることをオススメされていたので、生後5ヶ月になった当日から始めることにした。
息子の人生初の食事は十倍粥、それをスプーンで一口。
食べてくれるといいけど。
離乳食を食べさせる時間はアレルギーとか何が異変があってもすぐに病院を受診できるように午前中の早い時間、さらにお腹の空いてるタイミングを狙った。
そのつもりが……
準備に手間取ってしまい、お腹が空き過ぎたのか若干ぐずり気味。
初めての離乳食に影響しないといいけど。
ところが、開始時間が遅れたことでの腹ペコ具合が良い方向に出たのか、生まれながらに食いしん坊なのか、スプーンを口に近づけると自分からぺろっと舌を出して、嫌がることなく口に入れた。
ただ……飲み込まない。
私も妻もじーっと息子の口と喉を見てるけど、飲み込んだ感じはないし、口に入れた瞬間から舌の上におかゆを乗せたまま、ずっと口を半開きのまま動かない。
おっぱいやミルクとは違って今まで経験したことがない舌触りや味が不思議なのか、いつまで経っても半開きの口の中に白いおかゆがしっかり見えていた。
しばらくすると、いつの間にかおかゆは舌の上から無くなっていた。
飲み込んだのか?
舌の裏側とかに隠したりしてそうだけど、確認しても何処にもない。
「離乳食を食べた」という感覚も手応えも無いけど、口の中から消えたってことは飲み込んだってことだろうから完食ということにしていいのか……
初めての離乳食は嫌がる感じも、美味しそうな感じもなかったなあ。