育児の中には「これだけは私がやりたい」という譲りたくないものがある。
妻にとっては鼻くそ取りがそれにあたるということを書いたけど、同じように私にも譲りたくない育児がある。
「おむつの後始末」
おむつを替える時に、おむつをどうやって捨てるのかで遊んでる。
「どう捨てるのか」と言うよりも、「どう畳むのか」と言うべきかもしれない。
おむつを綺麗に畳んでテープできっちり閉じて、小さな贈り物のようして楽しんでる。
私のこだわりは、畳む時に出来るだけ丁寧に折り畳んで、張りが出るようにしっかり引っ張ってからテープで止めること、それをするとしないでは完成度が全然違ってくる。
そして、持った時にずっしり重たく、パンパンに膨らんでゼリーがぶるっぶるっになっちゃてるおむつが最高。
とはいっても、完成した後はそのおむつをモミモミしたり上に投げて遊んだり、妻にプレゼントしたりして、捨てるギリギリまで楽しんで、最後はおむつが匂わない袋にいれて捨てるだけという、育児の中でも端っこのさらに端っこの本当にどうでもいいこと……なんだけど、私にはそれが癖になってしまった。
今日は外出先で長時間おむつを替えられなかった。
そのせいで、抱っこしながらでもわかるくらいおむつはパンパンで、変える前から楽しみで仕方がなかった。
もちろん、このおむつは絶対に妻には譲らなかった。